掲載: パルオアシス
グローバルパルボックスは、パルそのものを共有倉庫へ移す設備ではありません。パルのDNAを保存した時点の状態でコピーし、別のセーブデータやサーバーで再構築する設備です。キャラクターのレベル、装備、アイテム、建築物までは移動しません。
最初に違いを確認
| 設備 | 使える範囲 | 主な用途 | 別ワールドへの移動 |
|---|---|---|---|
| パルボックス | 同じワールド | 手持ち・拠点パルの管理、拠点範囲の形成 | × |
| グローバルパルボックス | 複数のセーブデータ・許可されたサーバー | パルDNAの保存と復元 | ○ |
| パル次元ストレージ | 同じワールド | 通常パルボックスの10倍容量、ギルド共有または個人保管 | × |
アンテナの付いた設備がグローバルパルボックスです。半透明の大きな保管設備はパル次元ストレージで、そこへ入れただけでは別ワールドに表示されません。
作り方と必要素材
グローバルパルボックスは序盤のテクノロジーLv3で解放できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 解放レベル | Lv3 |
| テクノロジーポイント | 1 |
| 必要素材 | パルジウムの欠片×3、木材×5、石×15 |
移動元と移動先の両方のワールドへ設置します。専用サーバーの場合は、設置できても管理者側で保存・復元が禁止されている場合があります。
別ワールドへパルを移す手順
- 移動元のワールドでグローバルパルボックスを建てる
- 対象パルを選び、DNAを保存する
- タイトルへ戻り、移動先のワールドを開く
- 移動先にもグローバルパルボックスを建てる
- 保存済みのDNAを選び、パルを復元する
DNAを保存しても、移動元のパルは消えません。移動先には保存時点の状態を持つ再構築個体が作られます。
DNAは自動更新されない
保存後に元のパルがレベルアップしたり、手術台でパッシブを変えたり、濃縮・ソウル強化を進めても、保存済みDNAは古い状態のままです。
更新した状態を別ワールドでも使いたい場合は、移動元でDNAをもう一度保存して上書きします。仕上げ前の個体を保存するより、インプラント・濃縮・ソウル強化を済ませてから保存した方が手戻りを減らせます。
復元後も引き継がれるもの
DNAから復元したパルには、保存時点の次の情報が引き継がれます。
- 種族、性別、レベル、個体名
- アクティブスキルとパッシブスキル
- 濃縮ランクと濃縮の途中経過
- パルソウルによる強化
- 信頼度
- 応用学の本で上げた作業適性
一方、プレイヤーのレベル、ステータス振り、所持品、テクノロジー、サドル、マップ解放、ギルド、拠点は移りません。ワールド全体を引っ越す機能ではなく、指定したパルだけを再利用する機能です。
復元個体の制限
復元した個体は右下のDNAマークで判別でき、通常個体と異なる制限があります。
- 同じDNAの復元個体は、1つのワールド内に1体だけ
- 濃縮素材として消費できない
- 解体しても通常の種族ドロップではなく、廃棄組織サンプルになる
- 復元個体へ使ったパルソウルはリセットできない
別ワールドで濃縮素材まで用意したい場合は、復元個体を直接素材にせず、配合で通常個体を増やします。希少パッシブの継承元として使う場合も同様です。
専用サーバーで保存・復元を許可する設定
専用サーバーでは、PalWorldSettings.ini の2項目を個別に設定します。
| 設定 | Trueにした時 |
|---|---|
bAllowGlobalPalboxExport | そのサーバーのパルDNAをグローバルパルボックスへ保存できる |
bAllowGlobalPalboxImport | 外部で保存したパルDNAをそのサーバーへ復元できる |
設定は OptionSettings=(...) の括弧内へ、ほかの項目とカンマ区切りで入れます。
bAllowGlobalPalboxExport=True,bAllowGlobalPalboxImport=False
Linux版の編集対象は通常、次のファイルです。
Pal/Saved/Config/LinuxServer/PalWorldSettings.ini
Windows版は LinuxServer が WindowsServer になります。DefaultPalWorldSettings.ini を直接編集しても稼働中のワールドには反映されません。
反映手順
- 専用サーバーを停止する
- 実際に読み込まれる
PalWorldSettings.iniをバックアップする OptionSettings=(...)内の2項目を編集する- サーバーを起動する
- グローバルパルボックスで保存・復元を試す
稼働中に編集すると、停止時の書き戻しで変更が消える場合があります。サーバーの停止方法や設定ファイルの場所は専用サーバー構築ガイドを参照してください。
サーバー運営方針別のおすすめ設定
| 運営方針 | Export | Import | 理由 |
|---|---|---|---|
| 友人だけの持ち込み自由サーバー | True | True | 育てたパルを相互に持ち込める |
| 新規攻略を全員同条件で始める | True | False | 持ち出しは許可し、外部の高レベル個体は防ぐ |
| 完全固定・外部移動なし | False | False | サーバー内だけで育成を完結させる |
| ワールド移行の作業中 | True | True | 移行確認後、通常運用の値へ戻す |
Importを許可すると、別ワールドで完成させた高レベル・高濃縮のパルも持ち込めます。PvPや攻略進行を揃えたいサーバーでは、安易にTrueへせずルールを先に決めます。
復元できない時の確認順
- 設備を間違えていないか: パル次元ストレージではなく、アンテナ付きのグローバルパルボックスを使う
- Importが許可されているか: 専用サーバー管理者へ
bAllowGlobalPalboxImport=Trueか確認する - 正しいiniを編集したか:
DefaultPalWorldSettings.iniではなく、Saved/Config配下の稼働用ファイルを確認する - 再起動したか: 停止→編集→起動の順で反映する
- 同じDNA個体がいないか: そのワールド内に同じDNAマークの個体が残っていないか確認する
- 保存時点を確認する: 更新前のDNAなら、移動元で保存し直す
不具合を疑う前に、保存と復元が別々の設定である点を確認してください。ExportだけTrueでも、別サーバーへの復元はできません。
安全な使い方
- 大型アップデートやサーバー移行前に、残したい主力パルのDNAを保存する
- 保存後に強化したら、DNAも忘れず上書きする
- 専用サーバー側のワールドデータは別途バックアップする
- 復元個体へソウルを追加する前に、今後もその個体を使うか決める
- 公開サーバーではImport許可の影響をルールに明記する
グローバルパルボックスはパル単位の保険にはなりますが、ワールドやキャラクターのバックアップにはなりません。セーブ全体を残す場合は、専用サーバーなら Pal/Saved/、ローカルなら各プラットフォームのセーブデータを別に保管します。
よくある質問
- Q.グローバルパルボックスでパルを別ワールドへ移動できる?
- A.パルのDNAを保存し、別のセーブデータや許可されたサーバーで復元できます。元のパルを消して移動するのではなく、保存時点の状態を別ワールドへ再構築する仕組みです。
- Q.パル次元ストレージとの違いは?
- A.グローバルパルボックスは別ワールド間のDNA保存・復元用です。パル次元ストレージは同じワールド内の大容量保管庫で、ギルド共有またはプライベート設定にできます。
- Q.専用サーバーで復元できないのはなぜ?
- A.管理者がbAllowGlobalPalboxImportをTrueにしているか確認してください。設定は稼働中ではなく、サーバーを停止してPalWorldSettings.iniを編集し、再起動して反映します。
- Q.DNA保存後にレベルアップした分も自動で更新される?
- A.自動更新されません。DNAは保存した時点のスナップショットです。レベル、技、パッシブなどを更新した後は、グローバルパルボックスで保存データを上書きしてください。

